2006年08月13日
メモ76「戦前の日本映像」
ニュースサイトを放浪していたら、戦前の日本のカラー映像を発見した。
「SWFBLOG 花の国と称された時代、昭和初期の貴重なフルカラー映像」という記事で、戦前の日本を紹介するカラー映像が紹介されている。
もともとの映像は、2〜3年ほど前にNHKスペシャルで一時間番組として放送されたもの(BSでは二時間番組だったらしい)。一応、ビデオで録画してはいたものの紛失してしまっていたので、一部でも観られたのは嬉しい限り。
番組を観たことがなかった方は、是非観ていただきたい。「戦前」というとつい浮かんでくる陰鬱なイメージは「戦後」の教育で刷り込まれたものだった事に気づかされるはずだ。
日本史の教科書で「もはや戦後ではない」というスローガンを読んだ人は多いと思う。これを観ればどんな意図が含まれていたのかがよく解る。
あれは戦争を忘れたとか経済発展を誇りとする内容ではなく、戦前の生活レベルへと復旧したという意味だったのだ。映像から窺える昭和12年の東京は、昭和30年代のフィルムだと説明されても何の違和感もない。
かつて、山本夏彦や深田祐介が「戦前はそんなに貧しくなかった。戦時中でも洋食は食べられたしスキー場も営業していた」と主張していて半信半疑だったのだが、その裏付けも取れた。少なくとも、東京裁判史観に染まった人間が主張するほど単純なものではなかった、と確信させてくれたのがこの番組だった。
この番組、DVD化されていないか探したこともあるが、未だに見つけられないでいる。
BSで放送されたフルバージョンを一度観てみたいなあ……。
参考資料:
もともとの映像は、2〜3年ほど前にNHKスペシャルで一時間番組として放送されたもの(BSでは二時間番組だったらしい)。一応、ビデオで録画してはいたものの紛失してしまっていたので、一部でも観られたのは嬉しい限り。
番組を観たことがなかった方は、是非観ていただきたい。「戦前」というとつい浮かんでくる陰鬱なイメージは「戦後」の教育で刷り込まれたものだった事に気づかされるはずだ。
日本史の教科書で「もはや戦後ではない」というスローガンを読んだ人は多いと思う。これを観ればどんな意図が含まれていたのかがよく解る。
あれは戦争を忘れたとか経済発展を誇りとする内容ではなく、戦前の生活レベルへと復旧したという意味だったのだ。映像から窺える昭和12年の東京は、昭和30年代のフィルムだと説明されても何の違和感もない。
かつて、山本夏彦や深田祐介が「戦前はそんなに貧しくなかった。戦時中でも洋食は食べられたしスキー場も営業していた」と主張していて半信半疑だったのだが、その裏付けも取れた。少なくとも、東京裁判史観に染まった人間が主張するほど単純なものではなかった、と確信させてくれたのがこの番組だった。
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BSで放送されたフルバージョンを一度観てみたいなあ……。
参考資料:
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Posted by noraneko at 04:48│Comments(0)
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