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noraneko

2006年07月26日

メモ74「昭和天皇の戦犯に関する発言について」

「昭和天皇がA級戦犯の合祀に反対していた」という報道に関してのメモ。
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天皇A級戦犯発言報道に関する簡易まとめサイト
さりとてはの話
軍事評論家=佐藤守のブログ日記
こん 天皇さまが泣いてござった
 ……などを参考として読む。テレビを観ない生活になって長いので、前にやったような検証記事には出遅れてしまうのが少し残念。
「靖国参拝」に関しては、毎年相変わらず同じような話をやっているなあ、という冷めた視点に立っている。

 つまり、圧力をかけている中国側(南北朝鮮もあるか)、中国側の意向を受け入れさせたい日本側の政治家・知識人、そして小泉総理。 彼らは神道の教義や終戦後の合祀に至る経緯などを知ることのないままに対立を重ねている。そういうところが「茶番」として映ってしまうのだ。

 歴史的経緯と神道の教義を理解した上で解決策を提案するのではなく、とにかく自分達のやりたい方向にごり押しする各勢力。今回の「昭和天皇のコメントメモ」に関する動きにしても、政治家と新聞記者の不勉強ぶりは徹底している。
 故人の言葉を政治利用しようとする事への恐れ、物を知らないままに自己主張する事への恥というものを、彼らから感じ取ることができない。
 彼らの愚行は未来まで語り継がなくてはならないだろう。

 一応、解らない人のために理由を簡単に説明する事にする。
 まず、分祀は神道の教義上は不可能だということ。いちおう、奉る場所を増やすというケースでの「分祀」は過去にもあったが、現在の政治家が主張するような一度は神として奉った英霊を切り離すような行為は不可能なのだ。
 例えるなら、フルーツのミックスジュースを作った後に、気に入らないからリンゴやメロンの成分だけ除くと言っているようなものだ。それが無茶だという事は誰にでも解るはずなのだが「分祀」を要求する人々が前言撤回する気配はない。

 単に知識を仕入れていないだけか、宗教の教義上の問題など政治的都合でいくらでも介入できると思い上がっているとしか考えられない。これがキリスト教やイスラム教の話だったら大問題になっているだろう。

 また「先帝陛下(昭和天皇)」が、そうした基本知識を持っていないはずがない。だからこそ、合祀そのものには個人的な見解があったかもしれないが「分祀」などは語っていない。
 その特殊な立場による重い責任と、占領軍の都合に翻弄された方の思いを簡単に推し量ることなど出来ない。
 ましてや、それを持論の主張に都合よく利用しようとするなんて、死者の思いを理解しない生者の思い上がりに過ぎないんじゃないだろうか。

 ここまでの説明がよく解らない方は「いわゆるA級戦犯(小林よしのり)」と「靖国論」をお勧めする。
 私達の現在は、死者たちが積み重ねてきたもののおかげで成り立っている事を忘れてはいけない。

 靖国神社というのは家族や親戚の誰かしらが祀られている場所なんです。直接の戦死者が出なかったとしても、家族の友人や住み慣れた街の人間が関わっている事に変わりはない。
 もう少し、自分の身近な話として考える必要があるんじゃないかと思います。

 ……しかし、前に議論した方は「僕の関係者には祀られた人が居ない。だから関係ないし敬虔な気持ちにもなれない」とコメントしてきて愕然とさせられたものです。
 この問題、外国よりも国内に居る「無宗教主義者」の方が手強いのかもしれません。


参考資料:
いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL
いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL小林 よしのり

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