さぽろぐ

文化・芸能・学術  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


インフォメーション


QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
noraneko

2006年05月17日

メモ64「政治ネタの4コマまんがについて」

SAPIOで連載中の「ガラガラポン日本政治(業田良家)」が移譲記章さんで紹介されていたのでメモ。
無防備マン」をメモ。関連として「無防備マン 画像保管庫」
「無防備マン」……、もっと早く読んでおけばよかった。
 ほかに政治ネタを扱っている4コマ漫画というと、赤旗日曜版でやくみつるが連載しているくらいだろうか。意外と政治ネタを扱っている漫画というのは少ないものらしい。
 それはたぶん、作者に一定レベルの知識が要求されるうえに、自分なりにアレンジして読者に伝える技術が必要とされるからだろう。

 どういう層をターゲットにして訴えていくのか。また、どれだけの数から理解されたいのかで伝え方というものも変わっていく。知り合い向けに作った少部数の同人誌と全国誌とでは全く違ったものになっていく。そこを理解していないと、読者側から納得や支持を得ることはできない。

 実は「無防備マン」を読み始めたばかりの時は「入念に考えられたギャグ漫画なのか?」と疑っていた。突っ込みを入れられるのを想定した上での「挑発」みたいなものだとしたら、皮肉がすぎてはいるがユーモアはある(実際はそうではなかったようですが)。

 前にも述べてきたことですが、「分析」と「共感」という二種類の姿勢がある。識る事そのものの過程を楽しむか、自分と同じように感じる人間を増やす事を望むか。後者の場合、目的そのものが違うゆえに違う姿勢と相容れる事は非常に少ない。
 また「政治的」「党派性」による問題も起こしやすい。「分析」に偏り過ぎると他者に関心を持たない悪しき個人主義に陥りやすいし、「共感」を他者に強制するようになってしまうと全体主義・ファシズムへと向かいかねない(もっとも「愛国心」というものもこの類の感情が源泉となっているから、どちらが悪いということではない。バランスの問題だ)。

「無防備マン」に話を戻すと、作者さんは読者からの反論コメントなどにかなりご立腹らしい。だが「なぜ私と同じように感じてくれないのか!!」と憤る前に「なぜ主張が受け入れられないのか。彼らが納得するにはどうすればいいのだろうか」と分析する方が先のはずだ。

 どのみち、作品を出した時点で多かれ少なかれ批判は避けられない。作者さんにはもう少し頑張ってほしいと思います。

あなたにおススメの記事


同じカテゴリー(政治/外交問題)の記事画像
メモ84「李登輝氏、帰国直前に災難」
同じカテゴリー(政治/外交問題)の記事
 105:オランダの悲劇―多文化共生がもたらしたもの (2009-10-13 03:43)
 92:靖国神社で暴行をはたらいた中国人の続報 (2008-02-10 09:53)
 91:靖国神社で中国人暴行 (2008-02-02 22:59)
 メモ84「李登輝氏、帰国直前に災難」 (2007-06-10 03:21)
 メモ83「李登輝氏、日本訪問」 (2007-06-08 22:35)
 メモ74「昭和天皇の戦犯に関する発言について」 (2006-07-26 00:49)
この記事へのコメント
エントリとは関係ないトピックで恐縮ですが、野良猫さんのアンテナには引っかからない可能性もあるかと思いますので、ご参考までに。
http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=one;no=2632;id=sikousakugo#2632
Posted by ゲスト at 2006年06月22日 00:15
> 一応は今月いっぱい、ギリギリで今週いっばいくらいまで「青狐グループ」の方々からの回答を待つことにします。

とのことですが、私の質問は時間的に少しあとでしたから、土日あけの7月3日まで待つことにします。
Posted by ゲスト at 2006年06月27日 08:40
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
メモ64「政治ネタの4コマまんがについて」
    コメント(2)