さぽろぐ

文化・芸能・学術  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


インフォメーション


QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
noraneko

2005年03月08日

メモ48「君が代の季節」

明日からは卒業式のシーズン。受験生にとっては悲喜こもごもの行事だが、左翼の人達にとっても同様らしい。「君が代」があるからだ。
久しぶりに君が代問題について少し。
・「君が代反対」の謎。

 この時期になると、一部新聞やTVニュースで「君が代反対」という人達の活動を耳にする。
「強制を阻止する」「軍国主義の復活をさせてはならない」「歌わない自由を認めるべき」。そんな主張を聞くのが、この時期恒例の行事となってきた感もある。最近は行事を妨害してでも持論を通そうとする手合いも居るようなので、彼らにとってはよほど切迫感がある状況なのだろう。

 だが、メモ2で触れたように、君が代を歌いたくない理由を分かりやすく説く者はきわめて少ない。もう少し正確に言うならば、反対する側に統一された見解というものが皆無なのが問題だ。
 校歌斉唱は良くても国歌斉唱がダメなのか。国旗・国歌を尊重するのは国際儀礼となっているが、それ自体を否定するのか。日本だけは否定しなければならないとすれば、その理由はなにか。卒業式に限らず国歌斉唱の機会はあるが、全て否定するべきと言う事か。ならば、サッカーの国際試合のような場合はどうするべきなのか。
 それとも、「君が代反対」という姿勢はあくまで個人レベルの自由に限ったものであって、他人が歌うのを止める気はないということなのか……?
 いわゆる「日教組」の人達や「市民団体」は、「歌わない自由」を掲げて歌いたい人の自由を阻害している。そして歌わない事を他者にも強制しようとしているのだ。なんとなく歌わされるのがイヤというレベルの人は、こういう姿勢とは共闘出来ないはず。

 だから、個人レベルの自由を選択したい方が「基本的には歌うべきもの」という国際慣習を理解したうえで、消極的に拒否する事は構わないと思う。だが、その行事で立場上歌うべきならば、そちらを優先させるのがいっぱしの大人だろう。
 最初から「歌わない」ではなく、全てを知った上で周囲に迷惑のかからない形で自らの主義を貫く。書いてみると普通の事なのだが、自制心に欠ける一部の人達が大勢に迷惑をかける。少数意見を多数派に受け入れて貰うには、相応の誠実さと違う主張をも許容する精神が必要なのだが、それが解らないからこそ彼らはいつまでも少数派なのだろう。

 mumurさんさんが紹介しているのは一種のジョークと解釈しているんですが、中学や高校当時の自分だったなら、周囲に誘われたら一緒にやっていたかもしれないなあ、と思います(汗)。やっぱり、思想位置が定まっていない子供に「歌うな」と教え込むのは「刷り込み」ですね。
「俺は嫌いだけど、お前達はそういう機会の時はちゃんと歌うんだぞ」と教えてくれた恩師(左翼)の言葉は有り難かったと、今更ながら実感しています。

 やはり、現在目立っているのはあくまで「反日左翼」であって、昔ながらの社会常識をわきまえていた「左翼」とは別物なのでしょう。前者とは実社会・ネット上ともに議論は不可能なので、無理に接触する必要はないと思います。
 時間と気力は限られているのですから、建設的な方向に活動したいですからね。

トラックバック送信:

http://blog.livedoor.jp/aslike/tb.cgi/15765514
http://blog.livedoor.jp/mumur/tb.cgi/15694736

あなたにおススメの記事


同じカテゴリー(一般/議論)の記事
 102:地方の医療問題 (2008-12-24 00:08)
 95:中国人との関わり方 (2008-04-15 02:06)
 メモ81「ジャーナリストの傲慢さ」 (2006-11-03 22:16)
 メモ79「マスコミ報道にある負の連鎖」 (2006-10-22 03:34)
 メモ73「議論と今後のいろいろについて」 (2006-07-22 23:07)
 メモ72「煙さんと南京と議論について」 (2006-07-12 07:39)
Posted by noraneko at 02:57│Comments(6)一般/議論
この記事へのコメント
 白のバックに黒い文字というのは目が疲れるので、多少設定をいじってみました。等幅フォントが好きなんですが、行の間隔が大きかったりしてあんまりスペースの節約になっていませんね。
 このあたりは、機会をみてもう少し調節してみたいと思っています。
Posted by 野良猫 at 2005年03月10日 00:15
先日は弊ブログにコメントを付けていただきながら、長くご返事できず失礼しました。
左翼との消耗戦を経験したのですが、実に大変ですね。
彼ら、議論をそらしてまで自らの正当性を主張しようと必死なんです。
Posted by ゲスト at 2005年03月19日 14:34
 お久しぶりです>Aimさん。オルグの危機は無事に切り抜けたのでしょうか? 彼らの勧誘は、多数で一人を説得するという効率的なやり方をよく使ってきます。彼らの目的は組織の一員に取り込むことですから、「負けない戦い」は出来ても、議論を通じて理解しあうのは難しいでしょう。
 元々の目的が違うのだから、当然といえば当然なんですけれどね。
 猟犬が獲物に対等の意識を持つはずがない、なんていう見方は皮肉が過ぎるでしょうか。

 それだけに、実生活でサヨク方面の人達と衝突するのはリスクがありますね。こうした手法が一般層に嫌われるうえに、彼らの言う「ネット右翼」を生み出す一因になっているのだから皮肉なものです。
 いろいろ大変でしょうが、頑張ってください(^_^;)。
Posted by 野良猫 at 2005年03月20日 20:44
ありがとうございます。
最近は民青行ってなくって…
とりあえず、下っ端民青の話では簡単には私をオルグできませぬ(^o^)
話のソースが限られている時点で彼らは弱兵、斬って捨てるも刀の穢れというところです。

最近はブログに戦場を移しています。
左翼は、彼らが左翼(=正義)であることがアイデンティティーになっているので、議論すると、こちらの意見を受け容れないんですよ。
いかに間違っていようと。
理屈では間違っていたとしても、自分のアイデンティティクライシスを防ぐために無理やり突っかかってくるんです。
増して、理解してもらうのは確かに大変です。いやはや大変です。
Posted by ゲスト at 2005年03月21日 14:37
君が代って単純に気持ち悪いでしょ。あのメロディーが。
Posted by ゲスト at 2005年03月23日 17:50
>Aimさん

 そちらの記事を読ませていただきました。名前の出ていた方の何割かは「死ぬのは」さんのところで、常連さんだったように記憶しています。日常生活のなかで議論慣れしていない方の場合、反論や批判の類を受けるとショックを受けてしまう事もあるようです。ですから、まあほどほどがいいんじゃないでしょうか(^_^;)。
 もちろん、政治ネタをバンバン書いている場所なら、それなりの自負と覚悟は持ち合わせているでしょうけどね。批判は全存在の否定ではないので、そのあたりを酌みとってほしいな〜、と思ったりもします。

>あろえなさん

 はじめまして。僕は君が代が気持ち悪いとは思いません。日の丸も同様です。元の記事にも書きましたが、個人的に気に入らなくて歌わないというのは、別に構わないと思います。ただし「なんで歌わないの?」と聞かれた時に、理由をきちんと答えられるように考えておくべきですね。
 たとえば、「メロディーが何となく嫌いだから」とか「天皇制をたたえる歌だから」という理由では、外国人には理解してもらえないでしょう。
 何となく拒否したいという感覚は、「戦争責任」という単語とセットになって私達の脳裏にすり込まれています。
 機会があれば、どうしてイヤだと拒否しなければならないと考えたのか、考えてみてください。自分自身で検証する面白さが解ってくるはずです。
Posted by 野良猫 at 2005年03月23日 23:02
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
メモ48「君が代の季節」