2005年03月04日
メモ47「韓国との付き合い方について」
・韓国との付き合い方
韓国の盧武鉉大統領が一年前は「任期中は神社参拝問題を提起せぬ」と発言していたのだが、翻す発言を最近行なっているらしい。
日本は「心から謝罪」を。式典演説で盧武鉉大統領(産経新聞)
正直なところ、特に思うところはない。サッカーW杯の時に「韓国の応援マナー、欧州の鏡に」という記事を読んで以来、条約を軽視する姿勢や一貫性のない場当たり的な行動は見慣れている。今回も予想の範囲内だった。
怒りの感情や批判対象とする意欲は、度を越した振る舞いを見るうちに消え失せ、意識の片隅ですら意識する事もなくなっていく。
好き・嫌いという感情の遙か彼方にあるのが「無関心」というものであり、ここにたどり着いた者や元々そうである者を揺り動かすのは容易なことではない。それゆえに、「韓流」に反応する者も少ないのだ。
だから、僕の関心は「どう対処するか」だけに尽きる。既に日韓基本条約が締結され、法的な問題は全て解決している。彼らの主張に応じる必要性などは全くなく、竹島問題を全面に出しハングル版の資料をネット上で流す事も含めて、日本側は利益追求を進めていくべきだろう。
盧武鉉大統領の発言は、国益を追求する政治家の姿勢としては必ずしも間違った者ものではない。他国からどんな批判を受けようとも自国の利益を守り、他国から獲得するのが職務というものだからだ。あとは、日本政府がそれにどう対処するかにかかっている。
仮に韓国を対等の国家だと考えるのならば、なおのこと手を緩めたりしてはならない。なぜなら、譲歩という選択肢には日本独特の「謙譲の美徳」と、話の通じる相手ではないという「侮蔑」が含まれているからだ。「日韓友好」を望む者達は、対等に扱う故の厳しさという姿勢も考えるべきではないだろうか。
「日韓友好」の定義はいくつか分かれているが、「価値観(歴史観)の共有」は物理的にあり得ない。だが、両国間で自由に旅行者が往来し経済交流が行なわれている、という範囲なら既に充分達成されている。
それで充分ではないだろうか。
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韓国の盧武鉉大統領が一年前は「任期中は神社参拝問題を提起せぬ」と発言していたのだが、翻す発言を最近行なっているらしい。
日本は「心から謝罪」を。式典演説で盧武鉉大統領(産経新聞)
正直なところ、特に思うところはない。サッカーW杯の時に「韓国の応援マナー、欧州の鏡に」という記事を読んで以来、条約を軽視する姿勢や一貫性のない場当たり的な行動は見慣れている。今回も予想の範囲内だった。
怒りの感情や批判対象とする意欲は、度を越した振る舞いを見るうちに消え失せ、意識の片隅ですら意識する事もなくなっていく。
好き・嫌いという感情の遙か彼方にあるのが「無関心」というものであり、ここにたどり着いた者や元々そうである者を揺り動かすのは容易なことではない。それゆえに、「韓流」に反応する者も少ないのだ。
だから、僕の関心は「どう対処するか」だけに尽きる。既に日韓基本条約が締結され、法的な問題は全て解決している。彼らの主張に応じる必要性などは全くなく、竹島問題を全面に出しハングル版の資料をネット上で流す事も含めて、日本側は利益追求を進めていくべきだろう。
盧武鉉大統領の発言は、国益を追求する政治家の姿勢としては必ずしも間違った者ものではない。他国からどんな批判を受けようとも自国の利益を守り、他国から獲得するのが職務というものだからだ。あとは、日本政府がそれにどう対処するかにかかっている。
仮に韓国を対等の国家だと考えるのならば、なおのこと手を緩めたりしてはならない。なぜなら、譲歩という選択肢には日本独特の「謙譲の美徳」と、話の通じる相手ではないという「侮蔑」が含まれているからだ。「日韓友好」を望む者達は、対等に扱う故の厳しさという姿勢も考えるべきではないだろうか。
「日韓友好」の定義はいくつか分かれているが、「価値観(歴史観)の共有」は物理的にあり得ない。だが、両国間で自由に旅行者が往来し経済交流が行なわれている、という範囲なら既に充分達成されている。
それで充分ではないだろうか。
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105:オランダの悲劇―多文化共生がもたらしたもの
92:靖国神社で暴行をはたらいた中国人の続報
91:靖国神社で中国人暴行
メモ84「李登輝氏、帰国直前に災難」
メモ83「李登輝氏、日本訪問」
メモ74「昭和天皇の戦犯に関する発言について」
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メモ84「李登輝氏、帰国直前に災難」
メモ83「李登輝氏、日本訪問」
メモ74「昭和天皇の戦犯に関する発言について」
Posted by noraneko at 01:46│Comments(2)
│政治/外交問題
この記事へのコメント
銀英伝で査問会にかけられたヤンが、グリーンヒルの件を指摘されたとき、
「ほう、我が自由の国では親の罪が娘に及ぶというのですか?」
……と返した事を思い出します。
前に議論した方が、「反日法とは植民地支配を清算する為に必要な法案であって、日本が憎いからするんじゃないんですよ」とフォローしていたが、問題はそういう所ではないんですよね。
戦後60年も経過してなお同士討ちをしようとする儒教ナショナリズムと、前近代性に日本人がショックを受ける事が解らないらしい……。
こちらとしては、彼らの価値観に合わせるわけにはいかない。割り切って適度な距離を保った交流をするしか、選択肢はないでしょうね。
日本側は歴史の前提知識をしっかりと保ちつつ、国際社会で彼らの捏造宣伝に対抗し続けるという息の長い対策を続けることになりそうです。
「ほう、我が自由の国では親の罪が娘に及ぶというのですか?」
……と返した事を思い出します。
前に議論した方が、「反日法とは植民地支配を清算する為に必要な法案であって、日本が憎いからするんじゃないんですよ」とフォローしていたが、問題はそういう所ではないんですよね。
戦後60年も経過してなお同士討ちをしようとする儒教ナショナリズムと、前近代性に日本人がショックを受ける事が解らないらしい……。
こちらとしては、彼らの価値観に合わせるわけにはいかない。割り切って適度な距離を保った交流をするしか、選択肢はないでしょうね。
日本側は歴史の前提知識をしっかりと保ちつつ、国際社会で彼らの捏造宣伝に対抗し続けるという息の長い対策を続けることになりそうです。
Posted by 野良猫 at 2005年03月04日 01:58
トラックバックありがとうございます。
怒っても仕方がないとは思ってはいます。
ただ、相手が挑発しているわけじゃなくて、恫喝していると考えた場合「相手が意図していない行動を取る」という意味では、怒ってしまうのもありだと思っています。当然、重要なのは、どう対処するか、です。
日本を弱腰と読んだ上で、中国と連携してこうした発言をすることは戦略的に間違っていないと思っています。
いわれのない金を取られないために、どうするかが、私たちの課題ですね。
怒っても仕方がないとは思ってはいます。
ただ、相手が挑発しているわけじゃなくて、恫喝していると考えた場合「相手が意図していない行動を取る」という意味では、怒ってしまうのもありだと思っています。当然、重要なのは、どう対処するか、です。
日本を弱腰と読んだ上で、中国と連携してこうした発言をすることは戦略的に間違っていないと思っています。
いわれのない金を取られないために、どうするかが、私たちの課題ですね。
Posted by ゲスト at 2005年03月06日 10:43
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