2005年02月25日
メモ45「政治の話題を話すことについて」
近況報告と、愛蔵太さんのところで書いたコメントを少し焼き直し。
・このところ
最近「NHKvs朝日」に関する番組録画がたまってきたので、DVDに焼くことにする。従来のビデオテープでも保存は出来たけれど、かさばるのが難点だった。画質にこだわらない内容なら、WMV形式で保存してもいいかと思案中。その時は全部見切れない内容でも、保存しておくと後で必要になる場合があるのが難しい。
慰安婦や教科書問題について録画していたテープは、いくつか上書きしたり紛失してしまっている。
たぶん、きちんとデータを保管している人も居るんでしょうが、出来る範囲で手元の記録を残しておく予定。もしかしたら、また数年経った頃になって、話題を蒸し返す人が居るかもしれませんからね(苦笑)。
議論によって人を変えることは出来ませんが、情報を提供する事によって検証するきっかけを作ることは可能です。
僕はメモ33でも書いたように、自分の政治的信条を誰かに刷り込む行為には共感できませんが、その事柄に関する正確な基礎知識を提供する事は大事だと考えています。
……もしかすると、教科書問題の反対派は、そういった基礎知識自体を「刷り込み」として嫌ったのかもしれない。
・政治の話題を話す事の難しさと、ネット右翼の幻想について
前に何度か議論をしたkojidoiさんが「ネットウヨ」に関する画像を貼っているのを発見。
こういう画像を使うという事は、「ネット右翼」という勢力が存在すると信じているのだろう。他には「プロ奴隷」という言葉が使われる場合もある。
それでは、実際にそんな勢力が存在するかと問われれば、「いない」としか答えようがない。
前にkamakazuさんのところでも書いたことですが、日常生活で政治の話題が話される機会はわりと少ない。最近は「拉致問題」という誰でも義憤を感じる話題があるものの、外交問題や憲法などはタブーに近いものがある。
なぜなら、食べ物の好き嫌いや趣味の違いについては寛容な人間でも、政治的見解に関しては一歩も退かない頑迷さを見せるケースが多いからだ。もしも「戦争責任っていうけど、戦争なんだからおあいこなんじゃ?」「でも、中国だっていろいろ評判悪いみたいですね」などと意見した日には、いろいろと大変なことになる(笑)。
だから、普通の人達は衝突を避けるようになり、政治の話題を好んで話すのはサヨク方面の人達ばかりとなっていく。戦前世代が社会の第一線から引退するに従って、この傾向はより加速してきたようにも思う。
しかし、現在のネット上では日常のしがらみがない分、好きなことを書ける環境がある。その上、マスコミからの情報と現実が違うこともだいぶ知られるようになってきた。
その結果、保守的な意見や現実的な政治論を主張する場所が増えてきた。これは自然な事ですし、意見の層が厚くなる事はその国の健全性を示しているとも言える。
ある意味でかわいそうなのは、自分たちの政治的主張が受け入れられていると信じ込んでいた、サヨク・サヨク寄りの人達かもしれません。
日常とのギャップに戸惑った人達が、整合性を持たせるために「ネット右翼」という勢力を幻想し、それを信じ込もうとしている。実情はそんなところだろうと思います。
ところで、「プロ奴隷」の方は最近ほとんど聞かなくなった。今でも使っている人は居るんだろうか……?
最近「NHKvs朝日」に関する番組録画がたまってきたので、DVDに焼くことにする。従来のビデオテープでも保存は出来たけれど、かさばるのが難点だった。画質にこだわらない内容なら、WMV形式で保存してもいいかと思案中。その時は全部見切れない内容でも、保存しておくと後で必要になる場合があるのが難しい。
慰安婦や教科書問題について録画していたテープは、いくつか上書きしたり紛失してしまっている。
たぶん、きちんとデータを保管している人も居るんでしょうが、出来る範囲で手元の記録を残しておく予定。もしかしたら、また数年経った頃になって、話題を蒸し返す人が居るかもしれませんからね(苦笑)。
議論によって人を変えることは出来ませんが、情報を提供する事によって検証するきっかけを作ることは可能です。
僕はメモ33でも書いたように、自分の政治的信条を誰かに刷り込む行為には共感できませんが、その事柄に関する正確な基礎知識を提供する事は大事だと考えています。
……もしかすると、教科書問題の反対派は、そういった基礎知識自体を「刷り込み」として嫌ったのかもしれない。
・政治の話題を話す事の難しさと、ネット右翼の幻想について
前に何度か議論をしたkojidoiさんが「ネットウヨ」に関する画像を貼っているのを発見。
こういう画像を使うという事は、「ネット右翼」という勢力が存在すると信じているのだろう。他には「プロ奴隷」という言葉が使われる場合もある。
それでは、実際にそんな勢力が存在するかと問われれば、「いない」としか答えようがない。
前にkamakazuさんのところでも書いたことですが、日常生活で政治の話題が話される機会はわりと少ない。最近は「拉致問題」という誰でも義憤を感じる話題があるものの、外交問題や憲法などはタブーに近いものがある。
なぜなら、食べ物の好き嫌いや趣味の違いについては寛容な人間でも、政治的見解に関しては一歩も退かない頑迷さを見せるケースが多いからだ。もしも「戦争責任っていうけど、戦争なんだからおあいこなんじゃ?」「でも、中国だっていろいろ評判悪いみたいですね」などと意見した日には、いろいろと大変なことになる(笑)。
だから、普通の人達は衝突を避けるようになり、政治の話題を好んで話すのはサヨク方面の人達ばかりとなっていく。戦前世代が社会の第一線から引退するに従って、この傾向はより加速してきたようにも思う。
しかし、現在のネット上では日常のしがらみがない分、好きなことを書ける環境がある。その上、マスコミからの情報と現実が違うこともだいぶ知られるようになってきた。
その結果、保守的な意見や現実的な政治論を主張する場所が増えてきた。これは自然な事ですし、意見の層が厚くなる事はその国の健全性を示しているとも言える。
ある意味でかわいそうなのは、自分たちの政治的主張が受け入れられていると信じ込んでいた、サヨク・サヨク寄りの人達かもしれません。
日常とのギャップに戸惑った人達が、整合性を持たせるために「ネット右翼」という勢力を幻想し、それを信じ込もうとしている。実情はそんなところだろうと思います。
ところで、「プロ奴隷」の方は最近ほとんど聞かなくなった。今でも使っている人は居るんだろうか……?
102:地方の医療問題
95:中国人との関わり方
メモ81「ジャーナリストの傲慢さ」
メモ79「マスコミ報道にある負の連鎖」
メモ73「議論と今後のいろいろについて」
メモ72「煙さんと南京と議論について」
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メモ81「ジャーナリストの傲慢さ」
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メモ73「議論と今後のいろいろについて」
メモ72「煙さんと南京と議論について」
Posted by noraneko at 22:24│Comments(11)
│一般/議論
この記事へのコメント
http://blog.livedoor.jp/absente/archives/14635084.html(Absenteの酔いどれBlogさん)
http://blog.goo.ne.jp/wakainkyo/e/9bbfde147065e645ff2fb8e5972b4a60(若隠居の徒然日記さん)
↑上の場所で「ネット右翼」に関する記事を発見したので追記。
右や左という識別法も通用しにくくなってきているので、もう少し条件を細かくした上での分類が必要なのかもしれない。
・「極左・極右」。非合法な活動を含めた過激な集団。現在は少数。
・左翼。かつて社会主義を信じた勢力。「反日左翼」、「無政府主義者」ほか複数の分派が存在する。
・サヨク。左翼ほど確信的な政治的主張はないが、その影響を受けている層。個人によって影響度は異なり、左翼まで進む者、保守に転向する者も存在するが、そのまま変化しない者も多い。
……うーん、ざっとオン書き(懐かしい表現ですが)してみたが、いまひとつ解りにくいかな。
保守の側も、漠然とした右であるウヨク、親米主義、反米主義、国家主義が微妙に混じり合っている。
このあたりはもう少し煮詰めてみると面白いかもしれない。
http://blog.goo.ne.jp/wakainkyo/e/9bbfde147065e645ff2fb8e5972b4a60(若隠居の徒然日記さん)
↑上の場所で「ネット右翼」に関する記事を発見したので追記。
右や左という識別法も通用しにくくなってきているので、もう少し条件を細かくした上での分類が必要なのかもしれない。
・「極左・極右」。非合法な活動を含めた過激な集団。現在は少数。
・左翼。かつて社会主義を信じた勢力。「反日左翼」、「無政府主義者」ほか複数の分派が存在する。
・サヨク。左翼ほど確信的な政治的主張はないが、その影響を受けている層。個人によって影響度は異なり、左翼まで進む者、保守に転向する者も存在するが、そのまま変化しない者も多い。
……うーん、ざっとオン書き(懐かしい表現ですが)してみたが、いまひとつ解りにくいかな。
保守の側も、漠然とした右であるウヨク、親米主義、反米主義、国家主義が微妙に混じり合っている。
このあたりはもう少し煮詰めてみると面白いかもしれない。
Posted by 野良猫 at 2005年02月25日 23:19
だからさあ。前から繰り返し指摘していることだけど、そういう「左翼の派閥」なんてのに拘ってるのは貴方だけだってば。何度いえば分かってくれるのかなあ。
ただし、ネットウヨは確実にいるでしょ。そいつらが「荒らし」をやってるのも厳然たる事実。そういうのは許せんなというだけの話でね。
派閥がどうとか世間に受け入れられているか否かとか、貴方のいう「サヨク」はそんな下らないことを気にしちゃいないと思うけどね。
ただし、ネットウヨは確実にいるでしょ。そいつらが「荒らし」をやってるのも厳然たる事実。そういうのは許せんなというだけの話でね。
派閥がどうとか世間に受け入れられているか否かとか、貴方のいう「サヨク」はそんな下らないことを気にしちゃいないと思うけどね。
Posted by kojidoi at 2005年02月26日 04:46
初期音信探信儀さんトコでお見かけしまして ^^; ご無沙汰ですー。
どっかで見掛けた(ガトー通信だったかな?)んですけど、畜死が少し前に、「最近、自由にモノを云える雰囲気で無くなってキタ」とか抜かしておったそーです。
つまり、ずーーーーーーーっと日本は公共デンパでデンパ洗脳されてキタ、その専横じゃない洗脳が解けつつあるとゆーコトで。
目出度いですねぇ。
自由、つまり両論併記というコトで。
右を云えば「非国民!戦争屋!!」と石もて逐われる社会の何処が「自由」かと。
ゲニ左巻ノ所信ハ複雑怪奇ニシテ理解困難ナリナリww。
シカシテ吾、自ラ乱ヲ求ムルニ非ズモ衝突ヲ辞サズ。
ほら、ウヨだからw。
どっかで見掛けた(ガトー通信だったかな?)んですけど、畜死が少し前に、「最近、自由にモノを云える雰囲気で無くなってキタ」とか抜かしておったそーです。
つまり、ずーーーーーーーっと日本は公共デンパでデンパ洗脳されてキタ、その専横じゃない洗脳が解けつつあるとゆーコトで。
目出度いですねぇ。
自由、つまり両論併記というコトで。
右を云えば「非国民!戦争屋!!」と石もて逐われる社会の何処が「自由」かと。
ゲニ左巻ノ所信ハ複雑怪奇ニシテ理解困難ナリナリww。
シカシテ吾、自ラ乱ヲ求ムルニ非ズモ衝突ヲ辞サズ。
ほら、ウヨだからw。
Posted by ゲスト at 2005年02月26日 11:57
>kojidoiさん
どんな存在にしても、正確に見極めなければいけません。前にも書いたように「君が代を歌うんだぞ」と教えてくれた恩師(バリバリの社会党派でしたが)なんて人も居ましたから、実際の「左翼」にもいろいろな層が存在するのです。
最近では、卒業式を妨害しても自らの主張を貫こうとする「左翼」も居るようですけど、これを一つのカテゴリーに分類するのは無理があります。
だから、とりあえず日本の利益になりそうな事は反対する、巨人嫌いでテレビ中継の時はどんな相手球団でも応援するような人達……、これを「反日左翼」と分けて考えるようになりました。精密に分類していけば、議論の出来る人かどうかの目安にもなると思います。たぶん、どこかでもっと良い記事が出ているんだろうとは思いますけどね。
もともと、多数の左翼が特定の「右翼(あるいはそう見えた人)」を叩くという図式が一般的でした(朝日系列の番組で顕著)。その逆の現象が起きたからといって、いまさら騒ぐのもおかしいような気もします。「私達は正しいはずなのに攻撃を受けている」と被害者ぶられても困るのです。
コメントが多数ついたからといって慌てる必要など無い。騒ぎに便乗する輩はどんな出来事にも反応してきますから、それらを除外して対処する事は不可能ではありません。これは「技のデパート(くす)」にならずとも、出来ることなのです。
良い評価を受けて当然と思った記事が批判を受けるのは、別に珍しいことでもなんでもない。それに慌てた人達が「コメントスクラム」や「ネット右翼」という造語を作り出したのは、単なる覚悟不足だったのではないでしょうか?
これがアニメ批評などの話だったら、「考慮の足りない記事はこうなって当然」と切り捨てられておしまいです。この辺りにある種の「甘え」を感じてしまうのは厳しいでしょうか。
>れんやさん
……でいいのかな?(汗) 現在の言論空間はかなり層が厚くなりましたから、従来の「左」の人達が緊張感を持っているのは確かでしょう。もはや圧殺したり出来る時代では無くなってきている。
日本の場合は「国防」なども触れにくくなっていたから、民主主義国家としては良い傾向なのだと思います。そうした基本事項をわきまえた上で、思想が左右に分かれるのは構わないでしょう。
誰かを「悪」としているだけで済むならラクなんですけれどねー。
どんな存在にしても、正確に見極めなければいけません。前にも書いたように「君が代を歌うんだぞ」と教えてくれた恩師(バリバリの社会党派でしたが)なんて人も居ましたから、実際の「左翼」にもいろいろな層が存在するのです。
最近では、卒業式を妨害しても自らの主張を貫こうとする「左翼」も居るようですけど、これを一つのカテゴリーに分類するのは無理があります。
だから、とりあえず日本の利益になりそうな事は反対する、巨人嫌いでテレビ中継の時はどんな相手球団でも応援するような人達……、これを「反日左翼」と分けて考えるようになりました。精密に分類していけば、議論の出来る人かどうかの目安にもなると思います。たぶん、どこかでもっと良い記事が出ているんだろうとは思いますけどね。
もともと、多数の左翼が特定の「右翼(あるいはそう見えた人)」を叩くという図式が一般的でした(朝日系列の番組で顕著)。その逆の現象が起きたからといって、いまさら騒ぐのもおかしいような気もします。「私達は正しいはずなのに攻撃を受けている」と被害者ぶられても困るのです。
コメントが多数ついたからといって慌てる必要など無い。騒ぎに便乗する輩はどんな出来事にも反応してきますから、それらを除外して対処する事は不可能ではありません。これは「技のデパート(くす)」にならずとも、出来ることなのです。
良い評価を受けて当然と思った記事が批判を受けるのは、別に珍しいことでもなんでもない。それに慌てた人達が「コメントスクラム」や「ネット右翼」という造語を作り出したのは、単なる覚悟不足だったのではないでしょうか?
これがアニメ批評などの話だったら、「考慮の足りない記事はこうなって当然」と切り捨てられておしまいです。この辺りにある種の「甘え」を感じてしまうのは厳しいでしょうか。
>れんやさん
……でいいのかな?(汗) 現在の言論空間はかなり層が厚くなりましたから、従来の「左」の人達が緊張感を持っているのは確かでしょう。もはや圧殺したり出来る時代では無くなってきている。
日本の場合は「国防」なども触れにくくなっていたから、民主主義国家としては良い傾向なのだと思います。そうした基本事項をわきまえた上で、思想が左右に分かれるのは構わないでしょう。
誰かを「悪」としているだけで済むならラクなんですけれどねー。
Posted by 野良猫 at 2005年02月26日 18:05
新しく記事を作成するほどではないので、引き続きここに書くことにする。
http://ch.kitaguni.tv/u/1181/%c6%fc%b5%ad/0000187077.html
↑kojidoiさんが感想らしいものを述べられているので、拝見させていただいた。
>なんていうかさあ、鏡に向かって吼えまくる姿って傍から見てるとすごく哀れよね。
>
>サヨクは徒党を組みたがるとか、サヨクは殊更政治の話をしたがるとか、サヨクは
>すぐに言論弾圧に出たがるとか……。
>その批判が一番当てはまるのは当の指摘者ご自身だっての。いと哀れなり。
たぶん、kojidoiさんの論理体系はこれで繋がっているのだろう。しかし、たぶん対象らしい僕には彼の言いたい主旨がよく解らない。僕はここを始める前から徒党を組んだ覚えはないし、「死ぬのは」さんの言う「横の連帯」をした事もない。つまり、どのようにしてその解が出たのかが不明だという事。
少なくとも意図が正確に伝わらないような「意見」は、単なるグチの域を出るものではない。
自分のポジションを明確にしないまま、「点」を指摘してそれを「面」に変えていく事によって、論旨全てを否定するというやり方は現在も好まれているらしい。だがそれは「否定」に過ぎず、何か新しい発展につながるものにはならない。自分が否定されて傷つきにくい保身を保ちつつ、何かを否定して正当性を得るというやり方は便利かもしれないが、姑息と言われても仕方のないものだと思う。
そして、「意見未満」の主張しか出来ない人なのだとしたら、見切りをつけるしかないとも。
ところで、あちらのコメントでRIKOさんという人がURLを提示している。読んでみると、該当BLOGの記事をほぼ丸ごと転載している。……前に「死ぬのは」さんが同じ事をしていましたが、今は他人の書いた内容を大事にしないご時世になった模様。betaさんが似たような被害にも遭われていたのを思い出す。
意見を書きたければ、該当記事を読んだ後に自分なりの内容を書けばいいし、転載したいなら、単にURLを提示するだけでも事足りるはず。これもまた、自らの保身と権威主義の一種のように思えます。
さて、元記事の問題点はいわゆる「保守」が多層構造なのを理解していないところ。いわゆる「親米」にも「親中」の人達のような依存型追随姿勢と、現状の日本が自立防衛出来るまでという限定型に大きく分かれている。そして、米国流価値観の受け入れに抵抗するとなれば、自らの価値観とは何かを考えずにはいられない。日本そのものを守ろうという考えに進んでいけば、それは「保守」に限りなく近いものになる。
つまり、「反米=サヨク」とは限らず、従来の保守勢力もそうだという事に気づくはずだ。もっとも、そこまで考えが至る人は少ないらしいのだが……。
「反米」とは一種の自立でもあって、それ相応の覚悟や負担が求められるものでもある。大方針も持たず、目につくところだけ反発しているだけでは何の進歩もないと思うんですよ。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/4856/net/net011.html
↑参考記事として、こちらを紹介。
http://ch.kitaguni.tv/u/1181/%c6%fc%b5%ad/0000187077.html
↑kojidoiさんが感想らしいものを述べられているので、拝見させていただいた。
>なんていうかさあ、鏡に向かって吼えまくる姿って傍から見てるとすごく哀れよね。
>
>サヨクは徒党を組みたがるとか、サヨクは殊更政治の話をしたがるとか、サヨクは
>すぐに言論弾圧に出たがるとか……。
>その批判が一番当てはまるのは当の指摘者ご自身だっての。いと哀れなり。
たぶん、kojidoiさんの論理体系はこれで繋がっているのだろう。しかし、たぶん対象らしい僕には彼の言いたい主旨がよく解らない。僕はここを始める前から徒党を組んだ覚えはないし、「死ぬのは」さんの言う「横の連帯」をした事もない。つまり、どのようにしてその解が出たのかが不明だという事。
少なくとも意図が正確に伝わらないような「意見」は、単なるグチの域を出るものではない。
自分のポジションを明確にしないまま、「点」を指摘してそれを「面」に変えていく事によって、論旨全てを否定するというやり方は現在も好まれているらしい。だがそれは「否定」に過ぎず、何か新しい発展につながるものにはならない。自分が否定されて傷つきにくい保身を保ちつつ、何かを否定して正当性を得るというやり方は便利かもしれないが、姑息と言われても仕方のないものだと思う。
そして、「意見未満」の主張しか出来ない人なのだとしたら、見切りをつけるしかないとも。
ところで、あちらのコメントでRIKOさんという人がURLを提示している。読んでみると、該当BLOGの記事をほぼ丸ごと転載している。……前に「死ぬのは」さんが同じ事をしていましたが、今は他人の書いた内容を大事にしないご時世になった模様。betaさんが似たような被害にも遭われていたのを思い出す。
意見を書きたければ、該当記事を読んだ後に自分なりの内容を書けばいいし、転載したいなら、単にURLを提示するだけでも事足りるはず。これもまた、自らの保身と権威主義の一種のように思えます。
さて、元記事の問題点はいわゆる「保守」が多層構造なのを理解していないところ。いわゆる「親米」にも「親中」の人達のような依存型追随姿勢と、現状の日本が自立防衛出来るまでという限定型に大きく分かれている。そして、米国流価値観の受け入れに抵抗するとなれば、自らの価値観とは何かを考えずにはいられない。日本そのものを守ろうという考えに進んでいけば、それは「保守」に限りなく近いものになる。
つまり、「反米=サヨク」とは限らず、従来の保守勢力もそうだという事に気づくはずだ。もっとも、そこまで考えが至る人は少ないらしいのだが……。
「反米」とは一種の自立でもあって、それ相応の覚悟や負担が求められるものでもある。大方針も持たず、目につくところだけ反発しているだけでは何の進歩もないと思うんですよ。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/4856/net/net011.html
↑参考記事として、こちらを紹介。
Posted by 野良猫 at 2005年02月27日 18:55
遅ればせながらトラックバック有り難うございます。m(__)m
尤も本物の右翼でネット活動されてる人も居られる
でしょう。また、私のネット仲間にも自称右翼も
おられますし(^_^;)
只、サヨク系ネット言動に対する非難と攻撃の殆どは
私のように単純なサヨク嫌いで、サヨクの偽善と欺瞞と
馬鹿さ加減に対する怒りだと言うことが出来ます。
某思想度テストで私は国際的には、やや中道左派と
言う結果が出ました。如何にマスコミが極左的で
あるかが窺えますね。
尤も本物の右翼でネット活動されてる人も居られる
でしょう。また、私のネット仲間にも自称右翼も
おられますし(^_^;)
只、サヨク系ネット言動に対する非難と攻撃の殆どは
私のように単純なサヨク嫌いで、サヨクの偽善と欺瞞と
馬鹿さ加減に対する怒りだと言うことが出来ます。
某思想度テストで私は国際的には、やや中道左派と
言う結果が出ました。如何にマスコミが極左的で
あるかが窺えますね。
Posted by ゲスト at 2005年02月28日 11:36
わざわざコメントをありがとうございます>abusanさん。
これは、意見を封殺されていた層の反動という面もあるのかもしれませんね。吹きこぼれた鍋のようなものかな。いわゆる「コメントスクラム」という現象自体は、サヨクが政治を語った場合に限らず、不見識だと見なされた場合に起きるものだと考えています。
例えるなら、不良製品を作った会社がクレーム対処に追われるようなもの。クレームを付ける側に野次馬や便乗する人間は居ても、それが組織化されたものだったり特定の思想でないからけしからん、という訳ではない。
こういう場合、それが風評被害や誤解だと言うのならきちんと釈明すればいいし、間違っているならその部分を認めた上で持論を通すやり方もある。数が多いように見えても、個人レベルの単発によるクレームだからこういう対処も可能になる。
この点が、かつて朝日が起こした報道被害などと違う点でもあります。組織的かつ確信的に攻撃された場合、個人レベルで応戦するのが不可能に近いのは周知の通り。
しかし「NHKvs朝日」問題は少し違った展開になってきていますから、圧倒的に「左」が有利だった状況が変わりつつある証拠と言えるかもしれません。
もう少し言い換えるなら、サヨク=悪として叩かれているのではなく、論理的な欠陥や安易に何かを「悪」と糾弾したがる点が批判されている訳です。趣味の話題ならスルーされてしまうような内容でも、政治の場合はそうはいかない。結果的に、サヨク方面の人達がそういう経験をする率が高いというだけの話。
そこで「私達は正しいはずなのに、悪の勢力が圧力をかけてきている」と開き直った上に、自らを「被害者」と思いこんで逆上してしまうところが、彼らの一番の問題点と指摘できます。
逆に考えれば、彼らに届くように言葉を伝えるには「被害者」と思いこませない誘導が必要とも言えるでしょうね。意欲のある方は頑張ってみてください(汗)。
某思想度テストは近いうちに試してみるつもりです。
これは、意見を封殺されていた層の反動という面もあるのかもしれませんね。吹きこぼれた鍋のようなものかな。いわゆる「コメントスクラム」という現象自体は、サヨクが政治を語った場合に限らず、不見識だと見なされた場合に起きるものだと考えています。
例えるなら、不良製品を作った会社がクレーム対処に追われるようなもの。クレームを付ける側に野次馬や便乗する人間は居ても、それが組織化されたものだったり特定の思想でないからけしからん、という訳ではない。
こういう場合、それが風評被害や誤解だと言うのならきちんと釈明すればいいし、間違っているならその部分を認めた上で持論を通すやり方もある。数が多いように見えても、個人レベルの単発によるクレームだからこういう対処も可能になる。
この点が、かつて朝日が起こした報道被害などと違う点でもあります。組織的かつ確信的に攻撃された場合、個人レベルで応戦するのが不可能に近いのは周知の通り。
しかし「NHKvs朝日」問題は少し違った展開になってきていますから、圧倒的に「左」が有利だった状況が変わりつつある証拠と言えるかもしれません。
もう少し言い換えるなら、サヨク=悪として叩かれているのではなく、論理的な欠陥や安易に何かを「悪」と糾弾したがる点が批判されている訳です。趣味の話題ならスルーされてしまうような内容でも、政治の場合はそうはいかない。結果的に、サヨク方面の人達がそういう経験をする率が高いというだけの話。
そこで「私達は正しいはずなのに、悪の勢力が圧力をかけてきている」と開き直った上に、自らを「被害者」と思いこんで逆上してしまうところが、彼らの一番の問題点と指摘できます。
逆に考えれば、彼らに届くように言葉を伝えるには「被害者」と思いこませない誘導が必要とも言えるでしょうね。意欲のある方は頑張ってみてください(汗)。
某思想度テストは近いうちに試してみるつもりです。
Posted by 野良猫 at 2005年02月28日 21:11
政治的なことの話題の難しさは、感情的になる人の多さだと思うよ。それは北国を見ていれば分かることだし、落ち着いて話が出来る人がそんなにいないことは結局成熟してるかどうか?ってことだと思う。
政治的な議論でうまくいかないのは、善悪の立場というのか、2分化して考えてしまう非常に視野を狭くする思考に凝り固まってしまうことから起こるよ。頭がいい人でもその傾向があるんだからあまりいいとは思ってないな。
簡単に言えば、子供の喧嘩レベルのことしか出来ない論者はスルーしていいけど、大人の論争が出来るレベルの人なら、有益だって事だけだ。相手を見極めることで話題を出せるとも言えるかな。
政治的な議論でうまくいかないのは、善悪の立場というのか、2分化して考えてしまう非常に視野を狭くする思考に凝り固まってしまうことから起こるよ。頭がいい人でもその傾向があるんだからあまりいいとは思ってないな。
簡単に言えば、子供の喧嘩レベルのことしか出来ない論者はスルーしていいけど、大人の論争が出来るレベルの人なら、有益だって事だけだ。相手を見極めることで話題を出せるとも言えるかな。
Posted by ゲスト at 2005年03月01日 10:22
北国もまた空気が変わって来たようなんで、近々復帰するかもしれませんよ。ストーカーさん達の対処だけは常に考えなきゃ行けないけどね。^^;
Posted by ゲスト at 2005年03月01日 10:24
>僕はメモ33でも書いたように、自分の政治的信条を誰かに刷り込む行為には共感できませんが、その事柄に関する正確な基礎知識を提供する事は大事だと考えています。
それは大事だろう。
ところでブログ内で日韓基本条約の公開非公開に関して正確な事実関係を確かめず適当なことを書いた人がいたね。
それは野良猫氏ご本人。
この野良猫氏に対しては、(本人の言う)「大事なこと」ができない人、と認識しておくのが妥当なようで。
それは大事だろう。
ところでブログ内で日韓基本条約の公開非公開に関して正確な事実関係を確かめず適当なことを書いた人がいたね。
それは野良猫氏ご本人。
この野良猫氏に対しては、(本人の言う)「大事なこと」ができない人、と認識しておくのが妥当なようで。
Posted by ゲスト at 2005年03月03日 21:12
>betaさん
お久しぶりです。前の方のメモでも書いたことですが、陣営で分けて考えたりする方が楽ですから、無意識にそういう方向にいってしまうものなのでしょう。考える際の目印くらいに留めておいてくれると、ちょうどいいんじゃないかと思います。
政治ネタに面倒はつきものですから、望まない来訪者がいるのでしたら全く関係ない日常の話題で埋め尽くすのも一つの手です。その人の発火点となる部分を避ける訳で、日常でもありふれた対処法かな。エネルギーと時間は限られていますから、なるべく有効活用したいものです。
>e-sakuraさん
はじめまして。前述のように「保留」です。この関係について詳しい知識をお持ちなら、日韓の「情報格差」が起きている理由について教えていただけると助かります。ここは「権威」でも「啓蒙サイト」でもありませんから、専門的知識に興味のある方はそれなりの方法をとる事をお薦めします。
お久しぶりです。前の方のメモでも書いたことですが、陣営で分けて考えたりする方が楽ですから、無意識にそういう方向にいってしまうものなのでしょう。考える際の目印くらいに留めておいてくれると、ちょうどいいんじゃないかと思います。
政治ネタに面倒はつきものですから、望まない来訪者がいるのでしたら全く関係ない日常の話題で埋め尽くすのも一つの手です。その人の発火点となる部分を避ける訳で、日常でもありふれた対処法かな。エネルギーと時間は限られていますから、なるべく有効活用したいものです。
>e-sakuraさん
はじめまして。前述のように「保留」です。この関係について詳しい知識をお持ちなら、日韓の「情報格差」が起きている理由について教えていただけると助かります。ここは「権威」でも「啓蒙サイト」でもありませんから、専門的知識に興味のある方はそれなりの方法をとる事をお薦めします。
Posted by 野良猫 at 2005年03月04日 02:42
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。